2025.01.16
【外国人労働者インタビュー】 フィリピン人介護技能実習生インタビュー
今回はTDGグループのフィリピン送出し機関TDGHRMから、フィリピン人介護技能実習生を雇用いただいている「うきま幸朋苑」さんの施設をお訪ねして、現場の貴重な声を伺いました。
東京都北区浮間にある、社会福祉法人こうほうえん ヘルスケアタウンうきまは、特別養護老人ホームやショートステイ、デイサービスなどの高齢者介護と、昼夜に渡り子育てを支援する保育園などを併設した複合施設です。
今回、取材に応じてくださったのは、訪日2年目の技能実習生アンさんと外国人を含む人材統括されている金海さんです。
まずはアンさんの動画をご覧ください。
フィリピン人技能実習生インタビュー
レイエス・ロシェルアン・ロボ様
雇用主様インタビュー
介護老人福祉施設 うきま幸朋苑
人財・介護係長 金海祐介様
施設について簡単に教えてください。
<社会福祉法人こうほうえん ヘルスケアタウンうきま>は介護/保育/障がい者支援を目的とした施設が併設されています。地域との交流に力を入れ、感染症対策を厳格に行ったうえで、お子さん達とお年寄りの方たちが交流できる場を設けるようにしています。フィリピンの方たちには、高齢者の生活支援のお仕事をしていただいています。人員確保の側面からグローバル人材を受け入れていこうと、技能実習生を2019年から受け入れています。
フィリピンの方たちはどうですか?
もっとにぎやかな人達というイメージがありましたが、性格的なものなのか物静かで優しい人達です。またそういう人たちが残ってくれています。一生懸命、しっかり働いてくれるので印象としてはとてもいいです。
技能実習生アンさんはコミュニケイションに苦労されているということでしたが、現場の意思疎通の様子はいかがでしょうか?
現在25%の職員が外国人なのですが、利用者の方たちもすんなり受け入れてくれています。言葉の問題は大変だとは思うのですが、お年寄りの方から「外国で大変ね」みたいに歩み寄って「勉強頑張ってね」と励ましていたりするので、相乗効果があると考えています。
御社で外国人労働者の受入をされるにあたり、工夫されたことはありますか?
当初は技能実習生を受け入れるにあたり、どう教育したらよいのかが課題でした。動画をみたり本を読んだり、社内研修を行ったりしました。2回、3回と技能実習生を受け入れているうちに、先輩となった技能実習生が面倒をみるようになりました。最初の導入時は課題がいろいろありましたが、今はとてもスムーズに進んでおります。
また、個々の宗教的な習慣などは優先するようにして、負担なく勤務いただけるように調整しています。
フィリピン人労働者をいれてよかったことはありますか?
現場の雰囲気が明るくなったと思います。それと言葉のハンディのある新人が定期的に入ってくることで、「どう教えたらいいのか」「この教え方がしっかり正しい教え方か」と教える日本人職員も「このやり方でいいのか」と考えながら一緒に仕事をすることが、学びと気づきの機会にもなっていると思います。
今後についてお考えをお聞かせいただけますか?
人員不足の問題から、外国籍の方は積極的に登用していきたいと考えています。ただ技能実習には、服薬介助が認められていないなど制度的に制約があるため、今後の雇用は検討中です。教育の面からは3年間確実に働いていただけるというメリットはあります。
転職の自由のある特定技能ですと、せっかく教えても目先の条件で他所へ行くから辞めると言われても引き止められません。今就労していただいている2人は、介護福祉士を目指していますので、それをしっかりサポートする形で今後の彼女たちのキャリアプランニングを導いてあげられればと考えています。
貴重なお時間をいただき、TDGとして大変うれしく有益なお話を伺うことが出来ました。
ご協力いただき本当にありがとうございました。
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