2024.10.21
TDGグループのご紹介|EVOxTerra・EVOxCharge
今回紹介するTDGグループの会社は、EVOxTerraとEVOxChargeです。
EVOxTerra
EVOxTerraは2021年に設立された比較的新しい会社です。フィリピンの消費者に、電気自動車(EV)、ガソリン車(ICE)、関連部品やアクセサリーの輸入・販売を専門とし、より進歩的で環境に配慮した移動手段と、それを含んだ新しいライフスタイルの選択肢を提供することを目指しています。
フィリピンに暮らす人々のよりよい生活のために、持続可能なビジネス戦略としてのESG(環境・社会・ガバナンス)を推進していくため、今後はTDGのプラットフォームとして機能させていく計画です。
2022年2月には中国の新興EV製造販売会社VM Motorと専属契約を結びました。同年7月にはBGボニファシオグローバルシティ(BGC)に最初のショールームをオープンし、フィリピン市場に最初の完全なEVを販売する先駆となりました。
2023年には、中国初の国営自動車メーカー「第一汽車集団」と高級ブランド「紅旗(ホンチー)」のやはりフィリピン初となる正規販売代理店契約を結びました。ホンチーは、ジャガーやロールスロイスに長く在籍したジャイルズ・テイラー氏をデザイン&チーフ・クリエイティブ・オフィサーに迎えて、世界最高水準のEVに匹敵する車を送り出しています。23年9月には、同じくBGCにオープンしたショールームを拠点として、伝統的なガソリンエンジンで駆動する自動車に代わる、多機能で持続可能な移動手段とそれに付随するサービスの輸入、流通、卸売および小売事業に取り組んでいます。
EVOxCharge
EVOxChargeは、充電インフラの供給、運用、保守点検を包括的に行うシステムを提供しています。充電ソリューションとしては一般家屋、集合住宅、オフィス、商業スペースなど、様々な施設に設備を提供しています。
フィリピン全土に充電ステーション網を設置することにより、国内どこでもEVで移動できることを目指しており、すでに首都圏の数か所で稼働中です。
日進月歩の技術革新に歩調を合わせ、お客様の要望に基づいて専用の充電器を提供しております。
EVOxChargeは、充電器本体のほかに、EVOxと呼ばれるスマホ及びWebベースでのアプリの提供もしています。このアプリを利用することで、EVの利用者は充電状況を確認でき、支払いも容易になります。
この革新的なプラットフォームは、すべてのEV所有者に快適で効率的な充電サービスを提供し、充電ニーズの管理と持続可能な未来への貢献をこれまで以上に容易にします。
これらの取り組みで、EVをよりクリーンで環境に優しい交通手段として提案しながら、世界的な環境の大きな変化に貢献したいと考えています。
クラーク国際空港で充電ステーションと電気駆動のGSEを導入
EVOxTerra、 EVOxChargeはTDGのグループ会社であるTRANSNATIOAL AVIATION SUPPORT SERVICES Inc.(TASS)およびClark Airport Support Services Corp.(CASS)が地上サービスを提供しているクラーク国際空港において、TASSとCASSが使用している空港車両の電気駆動化とその充電施設敷設を行い、空港業務のグリーン化に貢献しています。こうした取り組みはまだ始まったばかりですが、決して小さな一歩ではありません。
TASS/CASSのブログでもご紹介しております。こちらも是非ご参照ください。
TDGの環境への取り組み
TDGは、国連が呼びかけている、世界の平均気温の上昇を産業革命前と比べて1.5℃に抑えるために、二酸化炭素排出量を削減するための即時かつ広範囲な行動をとることに賛同します。これを達成するため、TDGは2050年までに事業活動において排ガスゼロを達成することを約束します。
TDGは、EVとEV充電器の両方を提供するという包括的な取り組みにより、TDGの環境に配慮した取り組み、グリーンモビリティに向けた全面的なEVエコシステムの推進を目指しています。
私たちの未来に直接、そして重大な影響を与えると同時に、喫緊の対応が求められている人類史上の課題でもある環境問題。一つの解決策を提示するEVOxTerraとEVOxChargeの今後の発展に、ぜひご期待ください。