2024.05.20
TDGグル-プのご紹介 | Kai Farms
Kai farms(カイファーム)概要
今回ご紹介するTDGグループの会社はKai Farms(カイファーム)です。
Kai farmsでは、オーガニックの農産物をすべてのフィリピン人が身近に感じられるようにしたいと考えのもと、「食を通じてすべての人に快適で豊かな生活を提供する」ということを目標に、理想を追求する人々、アクティビスト、美食家、そして農家が一丸となって設立されました。
カビテ州シランにあるKai Farmsのパーマカルチャー農園は、人々の生活を癒し、健やかにすることを使命としています。
先住民の伝統野菜に注目することで、あらゆる年齢層の人々が自分たちの食文化に興味を持ち、食の伝統を再認識してもらいたいと願っています。また、農業、種の保存方法、サステナビリティ、福祉、栄養学、瞑想などの教育も、社会的弱者や公立学校の生徒、一般の人々に対して行なっています。
国連は、2050年までに世界人口の約70%が都市部に住むことになると予測しています。私たちは、フィリピンの人々に自分たちで食料を育てる方法を教えることが、安心で安全な食生活を実現する鍵であると考えています。そのために、私たちはワークショップや 研修会、試食会、講演会などを開催しています。
オーガニック
近年、「オーガニック(有機)野菜」が体に良いということで注目されております。日本の食材店やレストランでも、「オーガニック(有機)」という言葉を見かけます。「オーガニック」という言葉ですが、化学肥料や農薬を使用していなければどんな野菜や食品にも使えるというわけではありません。オーガニック(有機)食品、有機栽培を名乗るために設けられている基準は国によって異なります。日本の場合、食品に関しては農林水産省が基準を設け、それを満たさないと「オーガニック」「有機栽培」という表示ができません。また、意外と知られていませんが、オーガニック野菜は必ずしも無農薬野菜ではなく、環境に負荷をかけない範囲で定められている農薬や肥料の利用は認められています。
フィリピンの有機農業はフィリピンの法律で定義されており、農水産物基準局(BAFPS)が有機農業の認定、有機肥料や有機米の基準の作成を行っております。
パーマカルチャー
Kai Farmsはパーマカルチャーの原則に基づいて、自然とともに生きる持続可能な農業手法を用いて農業を営んでいます。
パーマカルチャーとは、パーマネント(永続性)、農業(アグリカルチャー)、文化(カルチャー)を組み合わせた造語で、パーマカルチャーの創始者の一人であるビル・モリソンはこれを「永続可能な文化の創造へと導く仕組み」と定義しています。
この農業手法は自然生態系の多様性と安定性を保ちながら、農業技術と環境に配慮しています。その結果、土壌は栄養に富み、化学肥料を使わずとも、農産物も育ちます。
Kai Farmsの収穫物/販売
Kai Farmでは四季折々の野菜、ハーブ、フルーツ、ココナッツ等を販売しています。
Kai Farmsの活動
1. ネイチャーウォーク
初級レベルから上級レベルのさまざまな種類のトレイルをご用意しております。
自生の木々が生い茂る大自然を散策しましょう。
小川、泉、山々の尾根、素晴らしい景色に出会えます。
2. 有機農業一日体験
パーマカルチャー、種の保存、有機土壌について、田植え、種まき、養蜂、収穫等など。四季折々のさまざまな有機農業を体験できます。
是非Kai farmsホームページもご参照ください。